只今、レジスタンス

世の歪みの全てに抵抗する工作活動…、という建前。

【レビュー】ポケットモンスター 立体ポケモン図鑑 第1集 「CAPSULE 8 グラードン」【カプセルトイ】

手にしたそれは奇跡そのものだった―――。

 

 

前回のプロローグ()から丸半年経過していた…。

 

now-resistance.hatenablog.com

 

歴史みたいなものは前回書いたので、今後は割愛。

 

できるだけ手に入れた順番で書いていきたいので、今回は無印の第1集より「グラードン」を取り上げる。

 

www.takaratomy-arts.co.jp

 

時は西暦2003年、劇場版ポケットモンスタージラーチを中心とした物語。

それに関係あるのかは分からないが、メタ・グラードンとしての登場ではあるがグラードンや、やはり劇中に登場するアブソル、ボーマンダ、森に住まうポケモンなどが多い。

 

左斜め上から撮影

 

その中で一番最初に手にしたのはCAPSULE 8のグラードンだった。

 

1/40スケールと謳っておきながら初っ端から、大きいから1/50にしました、と。

今だと通販限定品とかにできるが、当時は今ほどインターネットが普及していなかったのでなんとかラインナップに入れたかったのは分かるんですが、何故それで通ったのか…。

 

そして、実を言うとラッキー排出ではなく、ハンドルを回したのに上手く出てこなくて、お店の人が好きなのを選ばせてくれた思い出…( ^ω^;)

 

正面から撮影

 

その重さといったら今ではありえないレベル。

シリーズも全国版に入ると中にはワンサイズ大きいカプセルを使用しているラインナップもあるくらいなのだが、この次点ではまだ中程度のカプセルで統一。

本当に一切の隙間がないくらいギチギチに入っていて、ガキながら比肩するシリーズはもう出ないと悟った。

 

頭の溝に埃溜まっているんですが、もう劣化で表面が結構ベトベトなんすよね…。

爪もよく見るとうっすら下地の赤が透けてしまっている有様…。

 

斜め後ろから撮影

 

そんなこんなで手に入れた初の立体ポケモン図鑑グラードンなのでした。

最初に見つけたときはいやにラインナップの差が激しいと思って、お金がそこまで好きに使えなかったので回せなかったんですよね。

当時も一体モノのグラードンはもちろん、嬉しい5体セットのケムッソ一族とかタツベイ一族も良かったんですが、ドードー&ドードリオとかスバメ&オオスバメとか出たらがっかりするとか思ったり。

一方、ポチエナ&グラエナ&アブソルはあまりにも秀逸だが。

 

その横で兄弟がタツベイコモルーボーマンダを出したのを見て、結構悔しかったり。

 

今、見ると一回200円なのがなによりも大きい。

2セットコンプリートするまで回すレベル。

 

側面から撮影

 

表記はないけれど、封入率としてグラードンはレアらしい。

 

今は大きいキャラクターや塗装の手間がかかるキャラクターは小さいキャラクターや塗装の手間がかからないキャラクターでコストを補う。

けれど、立体ポケモン図鑑は塗装もオミットしないので小さいものほど塗装が困難。

まあ、それでもなんとか採算とれていた時代があったということですね。

 

ちなみにバラバラの状態でカプセルに入っているので、組み立てる必要があり、グラードンの場合は説明書が入っている。

上で貼り付けた前回の記事の写真にそれっぽいのが写っているので、参照。

 

上から撮影

 

大きさは単体だと伝わらないが、今でもこの価格でこの大きさを超えるカプセルフィギュアは立体ポケモン図鑑以外に存在しないと思う。

まさに「立体ポケモン図鑑には立体ポケモン図鑑でしか勝てない」状態。

 

斜め下から撮影

 

半分の値段のフルカラーアドバンスと比べるのはもちろん、税込み315円で売っていたモンコレと比べても桁違いの大きさ。

現状、モンコレのハイパーサイズと同じくらいらしい。

ハイパーサイズのモンコレと同じ大きさのものがランダムとはいえ、200円で手に入った時代…、凄まじくないですか?

 

老害と呼ばれても、昔はよかったとちょっとは言いたくなる(笑)…。

 

正面から逆光で撮影

 

立体ポケモン図鑑やその他のフィギュアなどは全て売るつもりですが、この頃はまだ両親に買ってもらっていたので、すぐには売ることができない。

誰かに買ってもらったり、作ってくれたりしたものとか手放すことできないですよね。

(中には余裕で捨てる人もいるけれど…。)

 

エモーショナルのグラードン

 

こんなにも素晴らしいシリーズにも終わりがくる…。

大きなお友達が買い支えると言っても限度があるんだなというお話。

コンテンツの8割、9割は信者や廃課金に支えられているが、立体ポケモン図鑑はそれができなかったということだろうか…。

 

素材や製造のコストを維持できない、故の値上げをしたら売り上げが下がる。

終わるべくして終わったといえばそれまでだけれど、残念過ぎる…。

しばらく続いたは続いたものの、生まれる時代を間違えたシリーズなのかもしれない。

 

現在はバンダイから1/20がコンセプトのスケールワールドがある。

税抜き500円、プレミアムバンダイで青天井の併売というシリーズがあるわけだが全てのポケモンを出すわけでもないだろうしどうだろうなあ…。

しかも、全部出したとしても一つひとつが大きいので場所もないしね。

行く末が気になるのでチェキしましょう。

 

比較

 

いろいろなものと比較してみた。

 

立体ポケモン図鑑アチャモワカシャモバシャーモ

ポケモンキッズのアーマードミュウツー。(毎回毎回これ好きだな…。)

カントーいっぱいコレクションのリザードン

海洋堂製作、オメガルビーの特典のゲンシグラードン

SHODO ポケモンミュウツー

ガシャポン戦士fからプルツー専用機のキュベレイ Mark.II。

モビルスーツアンサンブルのジム。

モビルスーツ イマジネーションのズゴック

HG D+ 01のゴジラ(2016)。

 

正面から撮ったせいでイマイチ大きさが伝わらない…(´;ω;`)

 

日照り

 

立体ポケモン図鑑グラードン(無印版)でした。

世界中のあらゆる200円のフィギュアと比べても、比肩できるものは本当に数少ないと思うのでした。

魅力が伝わったら嬉しいかぎりでございます。

 

 

 

次回は組み合わせ、デザイン、クオリティ、その全てがあまりにもハイレベルな「ポチエナ&グラエナ&アブソル」でお送りする予定です。

 

 

 

商品概要(略式)

メーカー : トミー

商品名 : ポケットモンスター 立体ポケモン図鑑 第1集

ラインナップ : 全8種類(CAPSULE 8のグラードンはレアアソート)

発売日 : 2003年8月

価格 : 200円(税込み)