持っている立体ポケモン図鑑を全部載せるのも、ワタクシの使命だったことを思い出した。
ということで、レビューというよりはギャラリーのような記事を作ろうかなと。
ギャラリーというカテゴリーもつくろうと思ったんすけれど、写真だけじゃなくて、茶々も入れたいのでレビューということでどうか一つ。
立体ポケモン図鑑とは
一つ目の記事なので、誰も聞いちゃいないけれど軽く説明の記事とする。
2003年、ジラーチの映画の年のことである。
当時、今と変わらずガチャと食玩が三度の飯より好きだった小学生がいた。
そんなときに見つけたのがグラードンがメインのディスプレイ台紙を保有した筐体だった。
(そして、そのディスプレイ台紙は貼れないというね…、無念…。)
内容としては進化系が一つのラインナップとして、まとまっている点。
今までになかったように思う。
うん、魅力的だ。
そして、なによりもグラードンだ。参考写真はハッタリではない、これはマジで巨大なそびえ立つフィギュアなのだと小学生ながら足が震えた。(大嘘)
まあ、シリーズの第一弾なのにグラードンのみ1/50ですとか統一できていなかったが…。
既に小学生の頃から収集癖のあったワタクシはもはや崇拝していたのだ。
ガキながら違いが分かるといったら少々傲慢ではあるが、当時の100円のガチャであるフルカラーアドバンスなどとはとても比肩できるものではないことは知っていた。
価格を含めた商品デザイン、フィギュア本体はもちろん、ディスプレイ台紙など諸々、そのクオリティは一線を画していた。
インターネットで不器用に情報を収集し、母上様に車で連れて行ってもらうのがパターン。一人で買いに行ける場所はなかった。
そんなこんなで伝説のシリーズが始まった。
後にぜんこくばんとして、カントー地方、ジョウト地方を網羅していき、シンオウ地方へと至る。たまにSPも。
ちなみにぜんこくばんが一番クオリティ高い。
今でも特にクオリティは目を見張るものがあり、200円のガチャとしては破格。
手芸用のパーツかと思うほどに小さいポケモンも多く、流石に綺麗に塗り分けられてはいないが仕方なし。
第2集では、情景ベースと呼ばれるジオラマ・ヴィネット風の特別な台座が付属するポケモンもいる。
イワーク、ハガネールなどは遂に抽選も販売もすることはなかったが、ダイヤモンド・パールも駆け抜けた。
が、次第にクオリティは落ちてくる。材質の変更や、不自然なレア枠など。
それでも、かつての栄華は失われてはいない。
まだ終わらんよ!
だが、時代は不況。
材料の高騰、人件費の増幅により、コストが明らかに高くなってしまったのだ。
ブラック・ホワイト編では最初の弾でパッケージのレシラムとゼクロム、最初の3匹(情景ベース付き)をぶち込むというアツく見えて、消耗しているラインナップ。
遂にBW04で300円となる。
なーんかしょぼい情景ベースがついた霊獣3つとミジュマル系譜、無理やりなミニリュウの系譜とレックウザの新規造形。
そして、BW05、BWの劇場版SPをもって、ブラック・ホワイト編は終了。
XYも第一弾はゼルネアス、イベルタル、カロスの最初の3匹、カントーの最初の3匹という全力に見えて、長くはなさそうなラインアップ。
ベースも一新し、メガポケモンを進化系ではなく、単体でラインナップなど、コストなりに頑張ってはいた。
ぜんこくばんのときはラインナップが10を超えるときもあったが、もはや4である。
XY04というナンバリングが発売された。
1/90スケールのゲンシグラードンをラインナップに迎えた、もはやシリーズが1/40であることを過去にする勢いである。
1/50でごめんって感じのでかい伝説のポケモンが可愛いレベル。
でも、ゲンシグラードンが出るってことは少なくともゲンシカイオーガ、ひいてはメガレックウザも出るのかと我々は歓喜した。
もうクリアパーツも満足も使えず、値上げもしたがクオリティは上がらない。
もうシリーズを畳んでしまえという声もあった。醜態を晒す必要はないと。
過去の栄光を鑑みれば、理解できる声でもある。
しかし、ここでゲンシグラードンが出た。1/90だが、確かにそこにいた。
だが、その刻は訪れる…。
シリーズの終焉である。
XY04という中途半端なナンバリングで、1/90スケールというもはや別物をラインナップし、シリーズは死んだ。
コストが一番なのは分かる。
でも、同時にみんなに売れるわけじゃないんだよね、これ。
大人はもちろん、違いの分かる(変な)子供は集中的に買うんだろうけれど、なかなか売れない。
小学生の頃もキーホルダーとかストラップ以外はほとんどこれしか買わなかったひねくれたワタクシですが、売り場にいる同じような年の子供は、100円のガチャ一回やったら終わっちゃう。
今でも不思議だ。筐体の台紙もやや大人向けというかリッチな感じがするから、子供にウケる分かりやすいデザインに惹かれるのだろうか。
でも、きっとそんな彼ら、彼女らはワタクシと違って、まともな人間になったのだろうと思う。うん、なんとなく。
イワーク、ハガネールどころかBW、XYの大半は出ずに終わったのだ。
いや、むしろ出ないほうが良かったのかもしれない。
生まれないほうが、良かったのかもしれない…。
でも、実は続いている?
クリアパーツもふんだんに使用されて、エフェクトもましましで、メガポケモンとかハガネールとかそんな画像が実は存在する。
まあ、実態はライセンスのない中華製品らしい。いわゆる海賊版ですな。
でも、クオリティは本当に素晴らしかった。
映像作品にしても、立体物にしても日本は追い抜かれるとかよく言われて、俺はイラっとするけれど、これを見たらちょっと言い返せないなと思ってしまった。
実際、メタルビルドのダブルオークアンタなんか後追いだったし、デジモンもあっちのほうがよほど凄いの作ってんすよね…。
もちろん、海賊版は許されないが、日本はやる気ねえなあって感じ。
ポケモンもアメリカ(?)では海洋堂のフィギュアよく出ているし、これが日本で発売されないのは売れないからなんだろうなと。
ポケモンはモノが売れないコンテンツなのは百も承知だが、あんまりですな。
一部の少数出荷の商品なんかはすぐに売り切れたりだけれど、それとは事情が違う。
で?
かつての究極のカプセルトイを本当に写真メイン、文章なんか茶々レベルで紹介していきたい。そう、自己満足だとしても。
間違いなく、カプセルトイの歴史に残るクラシックな作品だ。
今でさえ、心を動かし、魂を揺さぶる。
これを企画した人間よ、アンタがナンバーワンだ。作品とともに伝説だ。
止まるんじゃねえぞ…。
リーメントが750円(?)のテラリウムとか出してんだから、それくらいでもいいから立体ポケモン図鑑を出しておくれ…。
(翁になっても待つぞ…。)
おまけ
ワタクシが小学生のときの工作。(学校に提出はしていない。)
なんか自宅にあったお中元かなにかでもらったらしい箱にセロハンテープでミニパンフレットを貼ったものでござる。
クリアポケット付きのファイルでファイリングすれば、セロハンテープも使わなくてもいし、可逆性を保持できる。
でも、ガキにはそんな発想はなかったんだ…、チクショウ…;つД`)
裏側です。
第1集のグラードンと第2集のジラーチは組立図が入っているのだ。
実際、それがないと小学生にはなかなか難しい…。
もうスペースがなくなってきてんのに、ぜんこくばんのミニパンフレットは無駄に大きくて、裏側の左下に重ねている始末…( ^ω^ ; )
側面にも貼っているのです。(上部参照)
でも、これもせいぜい全国版までで、DPなんかはアルセウスSP以外全部コンプリートしていたんですが、貼りもしなかったな。
当時、中高校生で部活のないときはあまり外に出なくなっていたし、友達と遊びにいくわけでもないし、通販でフルセット買うような感じになっていたんですよね。
まあ、追い追いでやっていきたいと思います。
ただの文章ですんません。
商品概要(略式)
メーカー : トミー or タカラトミーアーツ
商品名 : 立体ポケモン図鑑
発売日 : 2003年8月 ~ 2015年2月
価格 : 200円 ~ 300円(税込み)