ついに このとき が きた!
仮面ライダーを中心に市場を広げている掌動シリーズ。
掌動だったり、SHODOだったり、SHODO-Xだったり、超動だったり。
ニコイチの創動、装動、ガンダム版のGフレームも。
兎にも角にも人気のシリーズ。
500円の食玩って聞くと昔に比べて、本当に高いなあとも思う。
(たまに税抜きで600円とか700円もあったけれどね。)
そんなシリーズにポケモンも参戦。
初報っていつだったかな、多分今年の2月か3月くらい。
遂にというよりは、そうきたかって感じだったっすね。
SHODO然り、色紙ART然り、「ポケモンの食玩」という独特な大系から出て、他の作品で流れに乗っている人気シリーズに参戦するという、意外にもユーザーに新しいアプローチをしかけてきたと感じた。
そして、来(きた)る2019年7月22日…。
ワタクシはフリーター以下の安月給でしがない毎日を送っているのですが、有給休暇をとったのである…。
なにを隠そう、ラインナップには目新しい「アーマードミュウツー」がラインナップされているのだ。
ポケモンキッズは瞬殺の上にディフォルメが過ぎるし、スイングは圧倒的に小さい。
そんな中で人気シリーズからお高めではあるけれど、信頼と実績のリアル等身のものが手に入るのだ。
つまりは、目に見えた戦争である。
ユーザー層的にはメタルビルドほどではないかもしれないが、翌日の2019年7月23日に残っているというのはもはやおとぎ話か神話だ。
故に有給休暇をとったのだ。
世間一般、常識のあるいわゆる一般人ならこう思うだろう。
「意味が分からない、たかがおもちゃのために。」
ああ、そうだよ。おもちゃのためだよ。
ただ、あんたらが見下しているこの「おもちゃ」は今の時代を駆け抜ける気鋭のクリエイターたちによる「芸術」だ。
価値があるのだと不確定にも感じながら多くが理解できないものがある、「骨董品」だ。
そのファンもいたずらに古ぼけたガラクタを嬉々として、集めているわけではない。
確かな価値を感じて、吟味し、手中に収めているのだ。
そう、あなた方が崇拝するアーティストも、インスタ映えする一品も、あるいは旅行体験も原点はそう変わりはしないのだ。
(ということを言い続けたいっす…。)
まあ、アーマードミュウツーの立体物に関してはタカラトミーが大きめの着脱可能なアーマードミュウツーが出たけれど、安くはない。
そして、拘束具を装着していない素のミュウツーがあまりにもしょぼい…。
海外向けに出したミュウツー(?)が元になっているらしく、
今だと、500円ガチャの可動フィギュアコレクションが同じような大きさで同じような可動域ではある。(ランダム排出だが、故に抜かれていることもないから手に入れやすい。)
大きさは若干小さい上に、シャープさはSHODOのが上。
同様にガチャだとカプセルアクトもある。こっちは全4種類の上に300円で敷居が低いのに、リアル頭身でクオリティが高い。
この記事を書いている時点では手に入れていないが、めっちゃ期待している一品である。
(レアアソートだったらごめん。)
で、当日、平日自宅を出る時間から一時間ちょっとかけて、ワタクシはデパート()に向かったのだ。
さすがは発売日の午前中…、ありましたゾ…!
2BOX並べられていて、アーマードミュウツーが一つずつがなかったかな。
アソートはミュウツーが3、ミュウが2、リザードンが2までは固定で、アーマードミュウツーが1の場合は拡張パーツセットが2、その逆も。
まあ、妥当な分配だよね。
どうあがいても人気なミュウツーが3つ、アーマードミュウツーももちろん今年だけという希少性から人気だが、あれは絶対コストかかるやつだから1.5つというのはまあ仕方ない。
ミュウが1つで拡張パーツセットが2でもいいかと思っていたんだけれど、これがどこでも結構余るんだよね。
(SHODO-Xの龍騎弾の拡張パーツセットはむしろ一番人気なのに…。)
ということで、長過ぎる前置きがやっと終了。
パッケージからいい、素晴らしい…、胸を躍らせるようだ。
それぞれ背景というかエフェクトみたいなのがあるんだけれど、ミュウツーのパッケージの一筋の光はズルいね…( ノ∀` )
あと、拡張パーツセットのパッケージが全部入りの完全版みたいでいい。
ちなみに大きさは他作品のSHODOよりも小さい。高さも幅も、奥行きすらもわずかに小さい。
開発陣イチオシのポーズ集ともいえるパケ裏。
アーマードミュウツーはほぼ動かないので仕方ないが、ミュウは雰囲気出ているし、リザードンもかなり決まる感じ。
ミュウツーが一番詐欺写真なんすよ、旦那…。シャドーボールはCG盛りまくりでむしろこれ拡張パーツセットのシャドーボールつけてすらいないと思うよ…。
(ごめんなさい、シャドーボールパーツつけていました…。)
ミュウツーの上面は劇場版のティザービジュアルを踏襲したものかな。あの、彼が帰ってくる的なやつね。
そして、ミュウのパッケージにも入り込む傲慢なミュウツー。
最近、計るのも面白いと勘違いしちゃっているので今回もやりました。
ミュウツーは38gでまあ、普通の人型SHODOみたいな感じ。
内側パンパンでもなく、全然余裕のあるパッケージング。
ミュウは27g、ミュウツーよりも一回り軽い。
仕方ないね、ミュウだもんね。
リザードンは52gとなかなかの重さ、パッケージもギッシリ入っている感じ。
人型を超えて、仮面ライダーでいうニコイチのバイクでもドラグレッダーでもなく、西洋ティックなドラゴンという。
アーマードミュウツーはリザードンよりも少し重い58gと最重量。
仮面ライダー等のSHODOよりもパッケージが小さいのもあって、ギシギシパッケージよ。
拡張パーツセットは37gとミュウツーと同じくらい。
アーマードミュウツー > リザードン >>>>> ミュウツー >=拡張パーツセット >>>ミュウ、って感じかな。
では、開けていくかァ!
大雑把に頭部、上半身、下半身に補助ベース。
って、おい!
ジョイントのランナーあるじゃん…、めんどくせー!!!
ミュウたんハァハァ…、じゃなかった。
胴体に腕と尻尾が2種類付属でプレイバリュー水増し、小動物系は仕方ないし、これは嬉しい采配。
そして、ミュウの内容で最重要なのは浮遊できるベース。
ベースだけのために他の3体分買ってもいいくらい、マジで。
お~、翼に尻尾!!!
ドラゴン要素見えてきたよ~、と思ったらミュウツー以上に面倒なランナー。
完全に小さい子向けではないね…。
腕と尻尾は別だが、胴体にほぼついている感じでよいね。
尻尾のランナーはあるがまあいいか…、じゃない。
背中のバンドがまーた面倒そう…。
本弾、ミュウに続く癒やし。
シンプル、そう、シンプル。シンブルイズザベスト。
というか、SHODOとかって本来こんな感じで開けたらすぐ遊べるんじゃないの???
(いや、拡張パーツセットだけでは遊べないけれども…。)
さあ、しょうがないからやっていくか…。
とりあえず、内袋から出してみたっすよ。
まあ、ランナーさえどうにかすれば、あとはパチパチなんだろうけれどね。
ガンプラを作るときの定番、タミヤの薄刃ニッパーとデザインナイフで切り離したよ。
ガンプラは本格的にやろうと思うも、未だにパチ組みです。
削ったり、部分塗装したり、トップコート吹いたりはともかく、プロポーション変えたり、パテで盛ったり、全塗装したりなんかは死ぬほど面倒そうだがいつかは、それでもいつかは…。(バナージくん)
で、2パーツをくっつけたジョイントは尻尾と尻尾、単体のジョイントはミュウツーのケツに。
こんな感じ。
見にくいかな?
そして、こうなる。
尻尾の付け根は塗装するわけにもいかなかったのか、紫色が途切れてしまうというね。
グリグリ動かすと剥げるからとか?
尻尾の先のほうの分割は可動域のためにジョイントが多少見えているけれど仕方なし。
そして、パーツをつけるだけというボーナスステージ!!!(当たり前)
あと、一歩だ…。行け、ガンダム!!!
ミュウツー、これにて完成。
右足に透明な補助ベースもつけて、パーペキ。
ちなみにこのベースは左足にはつけられない。足の内側のボコッとなっている部分のための切りかけがあって、それが片方にしかないんだ。
(あー、疲れた…。)
ミュウたん…!
あ、間違った。
もうこれは癒やし、オアシス。
下に向けた腕と横に広げた腕、2種類の尻尾は選択式。
はい、完成(*´ω`*)
あーん、可愛いよお…。
…( ゚д゚)
…、終わった…( ゚д゚)!?
もう…、オアシス終わった…( ゚д゚)???
え、じゃあ、リザードンが来るんですか!?
嫌だ…。
嫌だあああああ!!!!!
あばばばばば(白目)…。
これ、ちっちゃい子はガン無視で大きいお友達に向けた商品デザインなのは分かるんだけれどさ、面倒過ぎない?
ガンダムのユニバーサルユニットも面倒だったけれど、ポケモンくらいは出したらすぐ遊びたかったなあ。
対象年齢は何歳やねんって、パッケージ見返しても見つけられなかった…。
絶対これ15歳以上とかだよ…、とほほほ。
もう!
ガンプラみたいに具合いいゲートなんかついていないし、食玩でも結局はニッパーで2度切りして、デザインナイフで削っていく作業だよ…。
プンプン。
腕は3パーツ構成。
ちゃんと向きがあるので注意っすよ。
リザードンの尻尾、まずはケツにジョイントぶっ刺します。
こんな感じにぶっ刺しておきます。
そこに尻尾の根本パーツを被せます。
そこに尻尾ドーンね。
(何故にこんな丁寧に写真撮ったんだろ…。)
で、残りのジョイントをリザードンの首の付け根(?)に刺します。
いやあ、面倒くさいね!
で、頭部と翼つけたら完成。
(なんか間抜けな顔してるよね、君…。)
おー、クソ面倒くさそう!!!!!
ただ、これは格好いいね。
黒いパーツで締まっているし、無機質でパキパキしているのが実にいい。
本体というか胴体は簡単に終わりそう。拘束バンドは…。
肩の拘束具はかなり下がるけれど、腕をつけたらこうはいかないっす。
そして、背中の穴…、嫌だなあ…。
ここに差し込むのこの面倒そうなランナーのやつでしょ…。おえー。
肩の横部分のアーマーは2つ穴が空いているけれど、大きさが違うので一つはただの肉抜きという罠。
それにしても、540円でこれは流石に凄い…。プロポーションもかなり再現されているしね。
アーマードミュウツーの尻尾はミュウツーと違って、根本は最初からついています。
そこにジョイントなしで中間の尻尾をつけて、先の尻尾はジョイントでつけるかたち。
んで、拘束バンドのランナーは2組みずつ繋がっているんすよね。
ランナーの下見ると透明なランナーに穴と凸があるの分かるっすかね?
この繋がっているのが2つある感じです。
(嗚呼、もう面倒で嫌になってきたよ。)
やっと切り離したよ!
んで、これさ、クリアパーツにグレーの塗装なんすよ。
画像の左に透明なランナーの欠片いっぱいあると思うんすけれど。
で、ランナーについている部分が本体に差し込む部分だけだったらよかったのに、2箇所ついているんで、拘束バンドのグレーのところが剥げてしまうんですよね。
いやいや…、コストも分かるし、強度的なのも分かるんだ。
けれど、ここまでかなりいいまとまり方なのにそこで損をするのか…。
一つずつバラバラで入れろとは言わないが、せめて、剥がれること前提のデザインは避けてほしかったよ。とほほほ…。
拘束バンド装着!
元々の拘束具ミュウツーはこんなのないから、これがなくても十分それっぽかったけれど、つけると一気に新デザインになるね。
(未だにないほうが格好いいとちょっと思っています…。)
そして、尻尾にランナーのAとBをつけたジョイントをつける。
アーマードミュウツーも完成!
あー、もうこれは2つとつくりたくない…。
でも、拘束具をもっとシックに塗装し直したり、拘束バンドをシルバーで塗装するとか金属感もたせたり、改造も捗るかもね。
その素材が540円で買えるのはやっぱり素晴らしい。(手に入るとは言っていない。)
ザ・オアシス。
たかが、これだけのパーツで540円ってどうなのって思われるかもですが、これとかミュウとかちょっとしょぼいのもあって、アーマードミュウツーとかコストがかかるやつにそれを回せるっていう仕組みらしいですよ、奥さん。
そして、これがないとミュウツー、ミュウはともかく、火炎を吐くっていうリザードンの魅力は作り出せない。
ミュウのボールは言わずもがなくっつける。
リザードンの火炎は2パーツ構成、シンプルでしょぼいけれど仕方ないね。
(ミュウツーのハナクソは…。)
ここで、ミュウの台座を再び。
拡張パーツのボールには切りかけと凸があり、台座の支柱には穴がある、あとは…、分かるな?
ボールは台座で固定して、浮かせられるっていう仕組み。
なるほどなるほど。
ハイチーズ。
アーマードミュウツーはほぼ動かないものの、本体はミュウツーと同じ大きさでさらに拘束具がついているので圧巻のボリューム。動かないが。
そして、リザードンが前のめりでなんかしょぼい写りに…。
ミュウは台座が本体。いや、それはウソだけれど、台座は全員分欲しいよなあ。
お~、エフェクトあると俄然イケているなあ。
ミュウツーはハナクソなのかおはぎなのかよく分からんものを掴んでいるだけだが、ミュウもエフェクトあると映えるし、リザードンは逆にこれでこそ完成したという感じすらある。
アーマードミュウツーはぼっちです…。拘束具あるからね。仕方ないね。
やっと組み立てが終わった。
いや、クオリティはともかく、これはどうなんだ。
仮面ライダーのSHODOに比べると動かないし、がっかりとか次はないとかそういう意見が散見されたけれど、そこはわりとどうでもいいんだよね。
ぶっちゃけ、仮面ライダーのもそこまで動いているようにも見えないし。
まあ、でも普段触っている人たちが言うんだから、可動域にしても造形や塗装のクオリティにしてもランク落ちるんだとは思うけれど。
ワタクシはそこじゃない。
この完成までの道程だよ…。
箱から出して、(そこそこ)すぐに遊べるってことは完全にない。
仮面ライダーとかウルトラマンなら頭部つけて、手首つけたらもう完成だったけれど、こっちは完全に組み立て式。
しかも、ランナーがあるんで、よほどもぎ取りする人じゃないとニッパーは必要。ハサミでもギリいけるかな。
いやね、細かい上にランナーが多いガンプラのRGとかはまだいいんすよ。
でも、食玩で、さらにポケモンの食玩でこんなに苦労しないといけないのよ、財団Bよ。
大きいお友達のためにクオリティを追うのもいいが、少しはお子様のことも考えたまえ。
とはいうものの、売れないと続けられないし、お子様に向けるよりも大人たちに向けたほうが売れるのよね…。
スマホなりゲーセンのアーケードゲームなり課金制のゲームは収入の9割が重課金者らしいし。
まあ、だから割り切るのもありなんだけれど、組み立て式はともかく、ランナーは極力少なくしてくれると助かるなあ…。
Gフレームはニコイチだけれど、半分はフレームだし、もう半分のアーマーなんか全部バラバラで入れてくれるじゃんね。
とか思ったけれど、ガンダムとポケモンだと前者のほうが売れるからコストのかけ方も違ってくるんだろうなあ…。
昔はポケモンがなによりも最強だと思っていたけれど、そうではないことを最近になって、知った…。
こうして、ぼくらの夏は終わった―――。
といきたいところなんですが、まだミュウツーの逆襲EVOLUTION関連のものはあるんだよね。
それぞれにアーマードミュウツーのものもあるし、ここにたまたまたどり着いて、興味あるって方々はそのうちまた来てね。
商品概要(略式)
メーカー : バンダイ
商品名 : SHODO ポケモン ミュウツーの逆襲 EVOLUTION
ラインナップ : 全5種類
発売日 : 2019年7月22日
価格 : 540円(税込み)