只今、レジスタンス

世の歪みの全てに抵抗する工作活動…、という建前。

【レビュー】ポケットモンスター 立体ポケモン図鑑 第9集 「CAPSULE 2 マクノシタ ハリテヤマ」【カプセルトイ】

それは大和魂を体現する者―――。

 

 

マクノシタを見たのがそこそこ小さい頃で、当時は単純に肥満体型のわんぱく小僧をモチーフにしたんだと思っていたんですよね。

相撲の幕下って言葉も知らなかったもんで…。

 

そうしたら、どこかのタイミングでハリテヤマが出てきて、張り手…、マクノシタ、お前…、相撲キッズだったのか、と。

どこでだったかな、かくとうタイプを出してくるトレーナーだったか、チャンピオンロードでよく出てくる野生のハリテヤマだったか、もう思い出せない…。

 

www.takaratomy-arts.co.jp

 

なにはともあれ、遂に無印(ホウエン地方)の最終弾。

発売当時は種類を数えてなかったので、そもそもこれが最後なのかも分かっていなかった。

ただ、第1集のグラードンから3つ空いてからの第5集のカイオーガだったので、法則的に第9集はレックウザがくると思ってはいた。

(ちなみにレックウザはSP02 裂空の訪問者デオキシスでポーズ違いのものが先に出ている。)

 

カプセル1のケーシィセットに始まり、ハリテヤマバクーダホエルコとボリュームに期待できるポケモンもいれば、小さい情景ベースが付属する4フォルムセットのポワルン、第1集のケムッソセット以来に5匹セットとなるどじょうとナマズと深海魚セットなど、バラエティーに富んでいる。

 

正面

 

にっこりマクノシタが可愛い…。

 

そして、比較対象がないから分かりづらいとは思いますが、このハリテヤマがかなりデカい…!

手にとったときに思わず、たかさがいくらあるのか確認するくらいに。

設定上のたかさでは2.3mとやはりかなりの大物で、縦方向よりも横幅があるキャラクターなのでトップクラスのボリュームを誇る。

 

左斜め前

 

ハリテヤマのボリューム故に進化前であるマクノシタとのサイズ差も楽しめる。

もちろん、マクノシタが極端に小さいわけではないですゾ。

 

左斜め後ろ

 

マクノシタの造形は頭頂部、ひねった手首なども違和感はなく、まとまりのいいシルエットも十分再現されている。

彩色は甘い部分もあるが、そもそも目くじら立てるほどの金額ではないのでね。

 

そして、既にお気付きかもしれないが、ハリテヤマは後ろに傾いている…。

ふんどし(袴?)が重いせいで自立は出来ず、足裏に台座に固定するための支柱を挿し込む穴があるんですが、例により紛失しております…。

代替品を探すも都合のいいものはなく…、無念…!

 

右斜め前

 

大迫力オブ大迫力…、立体物におけるボリュームは正義。

クオリティが高い場合はもちろん、大きいっていうだけでお気に入りになるケースも大いにあるわけですよ。

それがあまり好きではなかったキャラクターとか気にしたこともなかったキャラクターでもね。

 

右斜め後ろ

 

マクノシタが完全に隠れるレベル。

動かざること山の如し…、大和魂イカチイっす!

 

こういう魅力はスケール統一じゃないとなかなか分からない上にイラストで大きさの比較を見ても分かりにくいのでは。

立体物を直に見て、手にとって、やっと分かる魅力というものですよ、素晴らしいなあ…。

 

側面

 

どこからどう見ても巨漢…、おにぎりボーイなマクノシタがこんなにビッグになるとは思わなかったぜ。(物理的に)

 

大ボリュームなのは大変結構なことなんだが、胴体の分割線があまりにも目立つのよね。

かなりの隙間なので個体差というよりは設計ミスなのかな…、これがなかったら完璧でありました。

 

背面

 

ついでにいうと、今に始まったことではないんだけれど、ポーズのオリジナリティがだんだん薄れてきたことにはお気付きだろうか?

全てのポケモンがそうではもちろんないが、センスが光るポーズも紛れていたのに、後半になるにつれて、なくなってくるというね。

ハリテヤマは大振りなポーズではあるものの、そもそもこれがデフォルトだしね。

 

まあ、スケール統一するっていうコンセプトで独特なポーズをとると難しいのも承知の上。

今現在、展開しているバンダイのスケールワールドなんかはゲームの3DCGのままほとんどのポケモンが棒立ちだからね。

立体ポケモン図鑑がどれだけすごいかというハナシです。

 

ワンリキーセットとキノココセット

 

手持ちの第9集はこれが最初なので、今まで紹介した中からかくとうタイプをピックアップ。

 

キノガッサはともかく、そこそこのたかさのあるカイリキーと比べてもこれですよ。

高さはほぼ変わらなくても、横幅と厚みが圧倒的。

(立体ポケモン図鑑以外でこんなにハリテヤマを褒めることがあるだろうか。)

 

グラードン、カイオーガと比較

 

グラードンと比べてもこれ!!!

もはや実質勝ち…!!!

 

と言いたいところだが、台座の高さもある上に、グラードンカイオーガは1/40じゃなくて、1/50だからね。

はい…。

 

マクノシタ、ハリテヤマ

 

以上、マクノシタセットでした。

 

マクノシタにあまり触れられずに恐縮だが、もうこれはハリテヤマがメイン過ぎて、もはやハリテヤマセットと呼びたい。

 

立体ポケモン図鑑がなければ、ハリテヤマのイメージはここまで大きくないもんなあ。

コロシアム、XD、バトルレボリューションの3DCGモデルを見てもここまでとは思わなかったし。

やっぱり手にとることは大事。