サン/ムーンのパッケージじゃないほうのソルナ。
RSEでりゅうせいのたきを進んでいると、突如として出現するめちゃくちゃ強そうなポケモン。
だが、なんだ…、その、まあ、強くはないというね。
しかも、低確率で出現しますって見た目なのに普通に出てくるんでレアでもないし、見た目に反して庶民派。
太陽と月をモチーフにしたというか、もはやそのままなのでどこぞの芸術作品。
サイズも巨大どころか大きい部類にすら入らなそうなので、ゴツめの妖精のほうが合っているような…。
ルナトーンは造形、彩色ともに申し分なく、かなりのクオリティ。
全体の造形はもちろん、浅めのクレーターも絶妙。
反面、クレーターに陰影がつきづらいので、間延び感まではなくとも薄味に感じられるかもしれない。
月の黒い窪みに悪魔的な赤目はよくあるホラーテイストのあれよね、モロに。
ここにリアルな口とか歯があったらちょっとしたトラウマなポケモン…。
ソルロックは突起部分が非常に多く、そこにかかる彩色が面倒そうな印象…。
サイズも大きくはないのでやはり精度は高いとは言えず、対になるルナトーンのような美しさには及ばない。
背面もボコボコ…、はみ出している部分、逆に塗られていない部分…、サイズと価格で考えたらこれでも十分ではある。
一方、前述の通り、造形はゴツゴツとした大小のランダムな突起が特徴。
このサイズでの再現と安全性を考慮した末の荒削りな造形はお見事。
ソルロックが見えない…。
ちなみにどちらも支柱が行方不明で、ルナトーンはサメハダーの透明台座、ソルロックは故も知れぬ支柱を使用。
背面から見ても顔が見える(?)ルナトーンこわい…、けれど、シャレオツ。
ゴシックホラーは好きなので、ポケモンの組み合わせでそういうの描いたり、作ったりしたいNE!
かなり移植のキャラクターのはずなのに大きさのせいか、なかなか目立たない悲しみ。
陸と海、太陽と月。
ここに空のレックウザと星のジラーチがいると完璧なわけですな。
RSEは準禁止級伝説のレジロック、レジアイス、レジスチルもそうだし、ダンバル一族といい、無機質で宇宙的な雰囲気を持つポケモンが数多いのが特徴でもある。(よね…?)
以上、ルナトーン、ソルロックでした。
浮遊感を特に出したいポケモンなので、オリジナルの支柱があれば…。
RSEの最終到達地点は宇宙なのだから、立体ポケモン図鑑 無印の最終弾である第9集にラインナップしてくれてもよかったと思う2021年の1月でした。