こおりのぬけみち、という悪魔のダンジョン。
最後のジムリーダーがいるフスベシティに行くために避けては通れない凍てつく洞窟。
野生のポケモンも特別強いわけではなく、トレーナーはいないのだが…、RPGでよくある「氷の床」が曲者なのだ。
踏み出すと一直線に進み、壁や障害物にぶつかるまで止まれないアレ。
自分自身、当時は幼少期だったので、なかなかに苦労した思い出。
泣き出したり、投げ出したりする少年少女もいたんだろうか…?
そして、ぜんこく版の第3集も本稿のセットで最後。
第二世代を代表するこおりタイプのポケモンと言っても過言ではない、多分。
イノムーなんかはヤナギの切り札ですからね、うん。
まあ、インパクトには欠けても、あのイライラダンジョンに巣食う新ポケモンということで、この組み合わせは当然の結果かもしれない。
こおりタイプのはずなのに心なしか寒そうな表情のウリムーが当時から不憫だった。
そんな不憫フェイスもバッチリ再現されている。
デリバードも顔とその表情が非常に再現度高い。
総数が膨大なポケモンワールドではウリムーも今やすっかり埋もれているが、大変可愛らしい癒し系。
ゴクリンとかヌメラとかああいうカテゴリーですよね。(だよね?)
デリバードが持っている袋みたいなのは尻尾。
ドッコラー一族とかザシアンのように武器ではないです。
まあ、ポケモンらしい進化後といえるけれど、手持ちのウリムーがこれになったらちょっとがっかり。
もさっとした雰囲気まで造形に落とし込まれている、そんな印象。
エッジの足りない牙はご愛嬌。
そういえば、デリバードの尻尾が真っ白じゃなくて、赤みがかった白色なことにお気付きだろうか。
そういう設定かと思うも、そんなことはなさそうなんだよな…、指定ミスだろうか。
ウリムーの縞模様が地味に美しい。
そして、ミニサイズながらギザギザの毛先を再現しようとする努力が見える。
イノムーにはマンムーという覚醒進化が追加されたけれど、デリバードは未だになし。
リージョンフォームなんかは出しやすそうなポケモンだと思うんだけれどね。
デリバードが唯一の赤色。
一方、ウリムーとイノムーはディグダセットの台座に乗せても違和感なさそうなのがまた。
あと、何気にイノムーは1メートル超えているという設定。
このビジュアルでそこそこ高いのこわい…。
以上、ウリムーセットでした。
ただし、マンムーは別カプセル&レアアソートで、ウリムー&イノムーは2匹セット。
それ故にデリバードも入っているこのカプセルのが賑やかなのです。
…、と、ここまで書いて、デリバードは「ポケットモンスター金」には出ないことを思い出した。
そうか、マイナーチェンジのクリスタルも買わなければ、デリバードにあまり思い出のないトレーナーもいるってコト…!?