詰め合わせは、立体ポケモン図鑑の醍醐味の一つです。
立体ポケモン図鑑は1/40という性質上、基本的に繊細で小さいフィギュアがメインとなる。
小さい分、彩色が大変そうではあるのだがボリューム不足は否めないということで進化系は基本的に1カプセルにまとめられている。
基本的に、というところが重要で前回も書いたが、ギャラドス、DPではドサイドン、マンムーなどが単体で1カプセルだったりする。
では、進化系がないのに小さい場合はどうするのか。
その答えがこのカプセルである。
まあ、今までも組み合わせられていたりするんだけれどね。
ジーランス、ラブカスなんかだと深海繋がりでチョンチー&ランターンの進化系とセットになっていたり、アブソルはポチエナ&グラエナと一緒に野犬セットになっていたり。
聡明な貴殿ならお分かりだろうが、ちゃんとコンセプトに基づいた組み合わせなのでそれもまた大きな楽しみの一つ。
当時も、まだ出ていないポケモンがどんな組み合わせで出てくるのか予想していた人もいたんだろうなあ…。(遠い目)
いや、今見ても感動するレベル。
緻密な造形、色とりどりの彩色…。
チリーンなんかほっそい支柱くらいの大きさしかないんすよ、マジで…。
澄ました佇まいのノズパスは雰囲気というか謎の風格が出ている、再現度高し。
ヤミラミは多分、経年で元よりも前傾姿勢になってしまっているがあの挙動不審な感じは健在。
関係ないけれど、ヤミラミとキングダムハーツのシャドウはなんか似ているよね。
見えるだろうか、ヤミラミの背中が…。
赤はルビー、青はサファイア、緑はエメラルドと第3世代を背中で語る存在なのだ。
実際にはどのポケモンも老若あるんだろうが、クチートは少女を前提にデザインされているよね。
元々は後ろを向いて、振り返っているんだっけか。
顔つきも幼いながらも凛々しく、あとは腕を組んだり背伸びしている感じがあるっすよね。
まあ、それの再現度も高いねっていうハナシ。
なんか無駄に明るい写真でチリーンが見にくいけれど、極小サイズなのに塗装のズレがない…、恐るべし。
クチートの牙、流石に彩色は甘いのが残念だがまあ多少はね。
逆にチリーンのギザギザは精度高い。
これらがまとめて200円とか相変わらずすごい時代。
いいよね、小さきものながらダークな雰囲気も兼ね備えた面々。
まあ、そう思わせるのは主に出現場所なのだが。
雑に撮ってしまったらチリーン以外は全部ボケていた。
まあ、ボケても存在感を放つノズパスにご注目ということで。
ノズパス、ヤミラミ、クチート、チリーンの全てを合わせてもケッキングの体積には敵わんね。
反対に造形や彩色の緻密さでは全くの逆、つまりはどちらも素晴らしい。
どれも巨体にすっぽり入りそうな小ささが際立っている。
パッと見はとても同価格で同じシリーズには見えない。
以上、闇に潜む者たち(勝手に命名)でした。
今どきは小さいから詰め合わせるのなんて…、いや、スケールワールドか…。
先日、発売されたカントー地方2ではポッポ、コラッタ、コイキングに草むらパーツという初心に思い出す組み合わせ。
イーブイの進化系もそれぞれ組み合わせられてはいるが、ちょっと違う。
これも出し続けてはいるものの、最初こそ勢いがあったもののジョウト地方は厳しそうだったし、いつまで続くかねえ…、という感じ。
次はガラル地方だけれど、現行シリーズではあるが一番売れなさそうな気が…。
まあ、なんだかんだと毎回注目しています。
と同時に多分、俺も買います。