重量級が続く。
まあ、そのサイズはハリテヤマほどではないんだけれど。
1進化にしてはフォルムはまずまずだが、色合いが大胆に変わり、パワーアップが分かりやすいデザイン。
逆に、パウワウからジュゴン、ユンゲラーからフーディンあたりは強くなったのかイマイチ分からない進化前後よね。
ホエルコも持っていたら塊が3つだったんですが、残念ながら手に入れてはおらず…、無念。
そして、この顔である。
四足歩行のキャラクターは棒立ちだと正面からの画が間抜けになる宿命…。
フタコブラクダがモチーフのバクーダに対して、ヒトコブラクダがモチーフのドンメル。
コブというよりはただの肥満体型…、それよりもたこ焼きに見える。
繊細さが求められる箇所はないものの、このもっさりした雰囲気はよく再現されている。
背中のパラパラした緑色の彩色が結構雑でその部分のモールド目立ってしまっていたのだが、写真で見るとそうでもないか。
真正面以外ならこの通りどうしてなかなか勇ましい風格が出ているのではないだろうか。
元々のデザインと比べると頭部が若干小さく、胴体も縦長になっていて、良く言うとスタイリッシュになっている。
故に全体のバランスを見たときになんとなく似ていない…。
本来はもっとずんぐりしているというか、ちょっと上から潰されたような感じっすよね。
そして、素材のせいか質感がちょっと安っぽい。
内側を空洞にできるデザインだからか、胴体は左右で分かれるいわゆるモナカ割り仕様。
200円のカプセルトイで合わせ目など消すわけもなく、背中の噴火口は特にそれが目立ってしまっている。
まあ、コストとクオリティの兼ね合いは万物の宿命ですのでね。
その水色の輪っかはなんなのか。
赤系が強いカラーリングに足すディテールにしてはハイカラ過ぎやしないだろうか…?
まあ、赤色機体に青色、水色の差し色はめちゃくちゃ格好いいけれども。
シリーズが継続していれば、カプセルは別だろうがメガバクーダがいたんだよなあ…。
XYは04で終わり、メガポケモンはメガフシギバナ、メガリザードンX、メガカメックスしか出なかったからね…。
海外の立体ポケモン図鑑に酷似したノーライセンス商品では、メガバクーダに留まらず、メガギャラドス、果ては特大級のメガハガネールまで存在する。
もちろん、海賊版(海賊品?)だから倫理的に全く褒められたものではないのだが、その造形力は本家を超えているといっても過言ではない。
悔しいながら我が黄金の国ジパングはモノが売れないので、コストをかけて、高額で売るというのがとにかく減っている…、ように感じる。
低価格帯の中でのコア向けとして、500円のガチャは非常に増えてはいる。
しかし、それは飽くまでも低価格帯の中のリッチ志向であり、限られたコストの中での妥協か挫折を感じてしまう。
(最近は2,500円までのプレミアムガシャポンも出てきたが…。)
まあ、なにが言いたいかというと、見るだけなら無罪なので海外で作られた偽物の立体ポケモン図鑑も見ると面白いかもしれない。
ラクダの背中…、砂漠は歩きそうでも乗れそうにはない。
どっこいどっこいと思わせつつ、全体的なボリュームはハリテヤマに軍配。
絶対的なボリュームに加えて、バクーダの単調な造形や素材のせいもあるのかも。
ボリューム抜群のマイナーがそうではない大人気キャラクターにマウントをとれるのがスケール統一フィギュアでもある。
スケールワールドでドンメル、バクーダ、メガバクーダやってくれないものか…。
やったところでバクーダの時点で通常弾には入らないし、どうせ人気どころしかラインナップされないしね。
そう考えると、尚更このシリーズがいかに化け物じみていたのかが分かりますな。
一つのカプセルに大小のポケモンが入るだけでもその分の造形が必要になり、裏にナンバーと種族名が造形された専用台座かあるいはヴィネット(情景ベース)も付属するのだから。
しかも、それが200円…、それは伝説になりますわ。
これはグラードンサイド。
バクーダはマグマ団のリーダー、マツブサが使用するポケモンであると同時に、ジムリーダーのアスナが使用するポケモンでもあり、第三世代のほのおタイプを代表する一匹でもある。
以上、ドンメルセットでした。
2記事連続でサイズ、ボリューム、大きい連呼ですが、ホエルコを持っていたら3記事連続だったのに…。
でも、フィギュアは大きさだけじゃない。
適切にメタリック塗装されていたり、効果的にクリアパーツが使われていたり、オプションパーツが豊富だったり、とかね。
嗚呼、我模型購買不可避。