只今、レジスタンス

世の歪みの全てに抵抗する工作活動…、という建前。

【YouTube】『アルティメットルミナス ザク 01 & 02』を開封する夜【動画投稿】

YouTube、3作目。

 

 

『アルティメットルミナス』というイカしたカプセルトイをご存知だろうか。

イカして、イカして、イカ臭いカプセルトイを。

 

元々はウルトラマンを一部発光する大きめのリアルフィギュアにした大人気シリーズである。

今流行りのコスト集中型の商品デザインで、ラインナップの中にオプションパーツセットという体のコスト調整枠を混ぜたスタイルだ。

その調整枠は主に建物などのストラクチャーに、このシリーズの肝となるルミナスユニット(発光パーツ)のセットという内容だが、これで500円というのはいささか乱暴だ。

だが、この調整枠があるからこそ、フィギュア本体のクオリティが高い水準であると言えよう。

そして、同時にこれがなければ、フィギュアの魅力を完全に引き出すことができない。

そう、お分かりのようにフィギュアに内蔵できるように設計されたLEDを組み合わせることで、その光がクリアパーツを貫き、進化を発揮するというわけだ。

 

まあ、モビルスーツアンサンブル然り、SHODO然り、言葉通りに「任意のオプション」という枠組みを出て、オプションパーツありきの商品デザインは昨今ザラに見かける。

ただ、アルティメットルミナスは空洞と光を導くクリアパーツだけとは言えど、フィギュア自体にその仕掛けの半分があるという点で、より"それ"ありきとなっている。

 

余談だが、ザクヘッドよろしく、今度は『アルティメットルミナス ガンダム』も出るそう。

ヘッドは今、ドムを題材に展開しているけれど、『アルティメットルミナス ドム』もいずれ出るだろうか…?

 

www.youtube.com

 

俺は、アルティメットルミナスに関してはザクの無印がデビューだったんですが、02も手に入れたということで一つの動画に。

 

無印は、素立ちの「ザクA」と「ストラクチャーA&ルミナスユニット」で艦内に佇んでいるのを再現するか、マシンガン装備の「ザクC」と「ストラクチャーB&ルミナスユニット」で警戒中 or 戦闘中を再現したかったんですが、そもそもポーズが微妙な「ザクB」と「ストラクチャーB&ルミナスユニット」という結果に。

まあ、コンプリート目的ではないので、2回転でザクとユニットが出ただけでも御の字なんだけれどさ。

 

そして、01を放置したまま、02を見つけたので回したら、「シャア専用ザク」と「ストラクチャーA&ルミナスユニット」という思い通りの排出結果に。

カプセルがクリアレッドなので、「ザク(デザートカラー)」に赤みがかっているだけかもと思ったが、無事にシャアザクで一安心、これにて撤退。

「ザク(デザートカラー)」は無印のザク・マシンガンを持っているので、それはそれでいいのだが、今回ばかりは赤いのが欲しかったもので。

ちなみに02のノーマルカラーはバズーカ装備となっているが、シャアザクはなにも持っていない右腕に加えて、大盤振る舞いということでバズーカ持っている右腕も付属しているという悲しみ…。

 

 

 

いつものように長い前置きは以上として、触ってみた感想としては「カプセルトイ・リアルフィギュアの最高峰」といったところ。

 

まず、ギミックの前にそもそものフィギュアが大ボリュームの上に、それに見合うハイクオリティだ。

非可動フィギュアということで、500円ver.のHGフィギュアかと言われるとそれは違う。

現在進行系で仮面ライダーもHGが出ているが、単価は400円だ。

これが100円値上げたところで、このザクのサイズとクオリティはまず出せない。

何故か?

それは、前述したようにオプションパーツセットというコストの調整枠を設けたり、ラインナップをザクだけに絞り、さらにその造形さえもほぼ流用、と徹底しているからだ。

こうしたコストの逃し方により、この時代では500円とは思えない、いわゆるお値段以上のものが出来上がっているというわけである。(多分)

故に、フィギュアだけにフォーカスすれば、調整枠なし、ラインナップの流用もなしのものとはそもそも比較することが少しズレている。

諸々の工夫をこらした売り方の果てに、規格外のリアルフィギュアが誕生しているのである。

 

そして、それが発光パーツである「ルミナスユニット」を内蔵すると発光もするのだ。

ザクの「モノアイが発光する」などという格好つけた表現はやめよう。

ロボットの「目が光る」のだ。

そこにあるのは、憧憬と戦慄、そして、畏怖に他ならない。

 

動画のサムネイル画像

 

なんて。

 

まあ、一つ500円、フィギュアを発光させるとなると最低でも1,000円はかかるので決して安くはない。

分割の産物として、可動箇所はあるものの可動フィギュアというわけでもないし、見ての通りにバリエーションは乏しい。

だが、この時代におけるカプセルトイという枠組みを逸脱したとも言えるクオリティであることは疑いようもない。

あなたのその目で、願わくば、その手で確かめてほしい。