超古代、再び―――。
第1集でディスプレイの台紙、ミニパンフレットの顔となったグラードンと違い、それはピカチュウに奪われた哀しみのエイ、カイオーガ…。
まあ、ぜんこくばんの第5集では悲願が達成されているのでね。
超古代のポケモン…、その海を象徴する神にも等しい、海の王である。
初っ端から下顎の白い彩色が剥げて、地の青いのが見えているという。
まあ、ガキだった俺はクルクル回る流しそうめんのセットで泳がせたり、お風呂で遊んでいたから仕方ないね。
目つきが悪い…。
グラードンは瞳が黒ではなく、白だからまだ柔らかい印象を与えるのかもしれない。
その目はかなりの精度で彩色されているんですけれど、指の付け根が少々甘いかもしれない。
まあ、実際に飾ると特に気になるものではない。
後ろ側から見ると、分割線が目立ってしまうのはご愛嬌。
パーツの分割は上半身の上と下、下半身、左右のヒレで5つ、ついでに透明な特製台座。
分割線については、最近のカプセルトイですら素材の歪みなんかでちゃんとハマらないのはザラだからしょうがない。
特にカイオーガはグラードンと違い、上半身の中は空洞になっているのでなおさら。
背ビレに焦点当てたつもりが全体的にボケてしまった。
グラードンのラインは青く光るものの通常時は黒いのに対して、カイオーガのラインはそもそも赤い。
青色に赤色のラインという非常に派手で美しいはずなんだけれど、写真の撮り方が下手でなんだかクッキリしないという残念な結果に。
大きく広げた翼のようなヒレもさることながら、特徴的な尾ひれも優雅な雰囲気をそのままに再現されている。
全てのデザインに言えることだけれど、この絶妙なサイズはちょっと大きくても、ちょっと小さくてもダメになってしまうんだろうなと思う。
あまりに後ろボケの背面。
美しいラインだらけで構成されたそのデザインは、海という一つのカテゴリーの中で一際畏れを体現している。
ただ、下腹部あたりの白い2つのラインはどうにかならんかったんか…。
遂にグラードンとカイオーガを並べることができた…、長かったなあ…。
パッと見の大きさはどちらも負けず劣らずだが、質量や完成度でいうと圧倒的にグラードンに軍配が上がる。
そして、やはりカイオーガの目つきは圧倒的に悪い。
ということで、手持ちの第5集はこれで全て。
2種類あるヒンバス&ミロカロスもいないし、初代から続くトサキントセットやズバットセットもいないので物足りなさは否めない。
当時、今くらいの大人げない大人だったら鬼回しムーブだったかもしれない。
以上、無印、第5集のラストナンバーにして、グラードンと対を成すカイオーガでした。
グラードンと同じようにレアだったのかイマイチ分からない。
当時、魔法のiらんどでつくったホームページ(?)で立体ポケモン図鑑を扱うページがあって、そこでレアなの知ったりしていたんだけれど、ああいう情報は袋購入して、仕入れていたんだろうか…?
そして、次回より第6集です。