夢幻ポケモン、水の都の護神…。
バカデカいスケールではないものの、スタイリッシュに目立つポケモンなのに立体ポケモン図鑑ではあまり恵まれなかった不遇のポケモンともいえるのではないだろうか。
第4集のトリを飾るカプセル7をご紹介。
いや、紹介する前にどうでもいい話をいきなり持ってくるんですけれどね。
これさ、実はダブったので2つ持っていてさ、当時はダブってしまうことが悪いことに思えたから、兄弟に母上には内緒だって、言ったんすよ。
そうしたら、兄弟もまだガキなもんですぐに嫌がらせでチクるわけ。
うわ、オワタ、それはそうだ、神聖なるラティアスとラティオスをダブらせたら怒られるのも無理はない…、そう思ったときだった。
内緒を軽々と喋るな、と怒られていたね、兄弟の奴。
そう、そのときに俺は…、正義 -ジャスティス-、ってやつを見た気がした。
さて。
まず、そのベースでいいんか…?
ラティオスの耳の位置も気になるけれど、それ以上に彩色が雑過ぎるんですよね。
第4集はサイズの関係でマリルなんかはなかなかの残念具合だったわけだが、こっちはそこまで小さくないわけで。
もちろん、全体の造形としてはかなり上手にまとめられているように思う。
モンコレはいろいろとキツかったので、さすがは立体ポケモン図鑑である。
そして、腕は折り畳んである状態。
ボリュームや見栄えのために腕は展開していたほうが嬉しいけれど、1/2の選択なのでそこはね。
ちなみに、ポケットモンスターDP 10th Anniversary コンプリートコレクション、というカプセルトイもあって、そのラティオスとラティアスは腕を展開している。
上下巻に分かれていて、一作目のミュウツーから十作目のダークライまでの主役級をピックアップしての立体化。
面白いのがポケモン毎に1/20、1/30、1/80で立体化され、同じスケールでつくられたサトシのクリアフィギュアが付属する。
ピカチュウや小動物の幻は1/20、ルギア、ディアルガ、パルキアなどの巨大サイズは1/80、それ以外が1/30なのだが、エンテイも1/30でつくられた都合でとんでもない大きさになっている。
こちらは仮に、手持ちの立体ポケモン図鑑を全て紹介し終わったら、その先でやりたい。
閑話休題。
題材がいいだけに非常に惜しい一品。
まあ、当時はそこまでのノウハウというかアイディアがなかったり、コストや納期の都合で無理だったのかもしれないが、情景ベースはつけてほしかった…。
(ぜんこくばんのパウワウ&ジュゴンの情景ベースや、DP02のマナフィ、ブイゼル&フローゼル、タマンタ&マンタインは本当に心が踊りました…。)
こころなしか背中が寂しい。
第2集のジラーチが劇場版のファウンスを模した情景ベースだったんだから、こっちも劇場版の街&水の情景ベースが…(しつこい)。
ちなみに上から撮影するとこんな感じ。
兄妹とあって、なかなかの体格差。
もはや惰性で撮るだけの写真だが、伝説のポケモンオンリーの写真だとそこはかとない荘厳さがなくもない…。
ちなみにルビーにはラティオス、サファイアにはラティアスでございます。
第4集のみんな大集合。
うーん、最初から言ってきたけれど、本当にこの弾は色合いが鮮やか。
あ、そう、カプセル2のラクライ&ライボルトだけ持っていないです。
以上、ちょっとがっかりだよっていうレビューでした。
がっかりというか兎にも角にも惜しい…、このポケモンは手を抜いていいやつじゃないんじゃないのっていうね。
できたら苦労しないんじゃよ…。
さて、次回からは第5集。
あからさまにえこひいきをされたミロカロスは2パターンとも持っていない…。
あの頃、せめて今程度のお金を持っていたら筐体を空にするくらい不思議でもないなと思うのでした。