静寂感がたまらねえっすよ、そうでしょ…?
立体ポケモン図鑑は進化系セット以外にも、同じタイプでまとめられることが多い。
だが、パッと見のカラーも違えば、タイプも全く違うサンドとサボネア…。
そう、ホウエン地方は111番道路、その砂漠地帯に出現するポケモンのセットである。
こういうポケモンの出身や生態、背景を含めたプロデュースは、それが好きであったり、ちゃんと知らないとできないからやはり有能なシリーズであったと思う。
ではでは、夏の季節にはまだ遠いですが、夏っぽいやついきます。
黄色と緑色でかなり爽やかなセット。
サボネアは支柱の関係でちょっと浮いてしまう。
サボネアとノクタスはトゲトゲが細かいながらも無難に造形され、また塗装もまずまず。
愛くるしいサンドにも注目して欲しい。
サンドのレンガのような体表も見事に再現されている。
不必要にクッキリでもなく、だが塗装した上からでもそれが分かる絶妙さ。
(光が強かったのか、ちょっとボケ気味な気が…。)
ノクタスの不気味さもいい感じ。
サボテンと案山子(かかし)がモチーフで、図鑑によると「人食い」を連想させるものもあったりとなかなか恐ろしや…。
サンドから順当に進化したようなサンドパン。
爪も背中の棘も安全性の関係でシャープさはそこまでないが、ポケモンのフィギュアにしてはなかなかのものではないだろうか。
気付けば、両方とも進化先はトゲトゲしい見た目。
砂漠で進化先というと、そう…、フライゴンである。
「砂漠の精霊」の異名を持ち、111番道路では出現こそしないものの、ナックラーがいるので存在はするのだろう。
まさに王である。
故にナックラ―セットを持っていないことを悔やまれる…。
冒頭でも記述したが、なんともいえないこの静寂感が分かるだろうか。
静寂感の中に潜む荒々しさ、あるいは荒々しさを押し隠した静寂感がたまらなく好きである。
前回、紹介した第4集のカプセル1と比較。
黄色と緑色に水色も合わさると爽やか過ぎるでしょ!
同弾では水色が非常に多く、さらに赤色などの差し色も控えており、ますます鮮やかに恋してにんじゃりばんばんなのである。
同じような色とで並べてみる。
2セットともにやっぱりボリュームが際立つね。
(イシツブテセットは同じような色ではなかったわ…。)
グラードンはじめんタイプだから親和性がありそうな気もするけれど、洞窟内にいるからイマイチマッチしないっすね…、残念。
以上、砂漠に住みし者たちのエモいセットでした。
いつかは砂漠にも行ってみたいものです…(大嘘)。
商品概要(略式)
メーカー : トミー
ラインナップ : 全7種類
発売日 : 2004年2月下旬
価格 : 200円(税込み)