いわ・じめんタイプの体現者。
ポケモンを始めた時期にもよるんだろうが、第5世代とかそれ以降に始めた人達にとっては、いわタイプ、じめんタイプで連想するポケモンはなんなのか気になる…。
ちなみに回して、これが出たときはボリュームありそうだし、嬉しかったのだが母親からは可哀想な感じで見られたことを今でも覚えている。
「いや、これも欲しかったから良かった」
今思うと、子供なりの強がりに思われていただろうか…?
当時はこのボリュームがとても気に入っていた。
どこぞのイシツブテは透明レイヤーの足があったようだが、立体ポケモン図鑑はもちろん支柱のポールで浮遊ディスプレイだ。
小柄ながら腕の筋肉がほどよく表現されている点や、口内の塗り分けの自然さもお見事。
この時点で、いや、今なお一番似ている立体物ではないだろうか。
第二形態のゴローン。
俺、昔から思っていたんですよ。
ゴローニャの腕は2本なのに、なんでこいつは4本もあるんだって。
(エヴァンゲリオン 第13号機やガンダムグシオンリベイクみたいで好きだが。)
進化の過程といえば、それで終わりだが奇特過ぎないだろうか…。
ついでに指も減っている。
ということを踏まえて、それらもしっかり再現されている。
特に副腕とも呼ぶべき下部の腕もしっかり独立して、造形されているものはこれくらいではないだろうか。
イラストなんかでも多いのだが、副腕は体にピッタリつけていることが多く、腹部がちょっと盛り上がった程度の造形で終わることが多いのだ。
できるだけ違うポーズで立体化という意志は例に漏れず、ゴローンにも注がれた結果と言える。
敬礼(`・ω・´)ゞ
そして、最終形態、ゴローニャである。
そのガキ大将的なポーズにあっぱれ。
ゴローニャのポーズは他の立体物ではないことはもちろん、通常のポーズだと前に倒れる可能性が大きいので支柱が必要となることも大きい。
穴も開けずに住み、立地が安定し、ポーズも珍しい。
こういう気概を含めて、やはりシリーズ自体がレジェンドと言わざるを得ない。
他シリーズのディスが目的ではないのだが、現行で発売中のスケールワールド(バンダイ)はそういったものがないのがちょっと残念だ。
本家ポケットモンスターの3DCGモデルをそのまま立体化したような造形なので、非常に予定調和的で意外性が皆無だ。
開発コストの回収、または再利用という点で非常に上手な商売だし、高効率でそれ自体に非の打ち所がない。
ただ、反対に立体ポケモン図鑑は毎回ワクワクされてくれるものがあったなと、老害は思うのですじゃ…。
ゴローニャにフォーカスしたつもりがちょっとボケてしまった。
ゴローンがすげー悪い顔しとる…、これ絶対ロケット団のゴローンや…。
唯一、目が赤かったり、体の色がガラッと違うゴローニャは最終形態らしさがあって、格好いい。
また、ゴツゴツしたフィギュアは陰にメリハリがついていて、そこも非常にいいところだ。
恒例の比較。
この中だと今回のイシツブテセットが一番ボリュームがあるかな?
というか、派手な色と地味な色とでハッキリ分かれすぎやろ。
ボリュームだけでいうと、ヌケニンセットの惨めさが際立つがそれもこのシリーズの醍醐味だったことも忘れちゃいない。
一回一回が真剣勝負だったあの頃はダブったり、要りもしない極小ボリュームが出たときの絶望感は本当にたまったもんじゃなかった…。
だから、狙いのものだったり、ギチギチに入ったような大ボリュームのセットが当たるととても嬉しかった。
そういう意味で、冒頭の母親に言った言葉はやはり強がりではないのである。
そう、それを言いたかった。
商品概要(略式)
メーカー : トミー
ラインナップ : 全9種類
発売日 : 2003年12月中旬
価格 : 200円(税込み)